お小遣いで買ったはじめての高級品

先日、実家の私の部屋を掃除していたときに、ある思い出の品が発掘されました。それは、ソニー製のカセットウォークマンです。

いやはや懐かしい! これはですね、私が小学生の頃お小遣いを貯めて初めてかった高級品なんですよ。たしか小学3年生の時だったと思います。必至にお菓子を我慢して、母の家事の手伝いなどをしてもたったおだちんも全部貯めて、買ったのが、カセットウォークマンなんです。

あの当時から私は音楽を聴くのが好きでした。それも洋楽です。ローリング・ストーンズや、ヒューイルイス&ザニュース、ACDCといったアーティストを聴いていました。ロックが好きだったんです。ませた子どもでした(笑)

私がそんな音楽を聴いていたのには理由があります。それは、隣の家に住んでいた高校生の兄さんの影響です。彼はエレキギターを嗜んでおり、休日は友だちと練習していました。私はそれを聴いているうちにロックが好きになり、隣の兄さんと交流を持つようになりました。

兄さんの家でたくさんの音楽雑誌を読みました。難しい専門用語ばかりでよく分かりませんでしたが、アーティストの写真を見ているだけでも面白かったです。

ある日、兄さんはカセットテープをくれました。私が好きな曲をCDから録音してくれたのです。そのテープを私は家で何度も聴きました。そして、外出する時も聴きたいと思うようになり、がんばってウォークマンを買ったというわけです……

本当に懐かしい。まだウォークマンが残っていたのは驚きでした。

実家の隣に住んでいた兄さんは、今、楽器屋さんで働きながらギター教室を開いています。私も兄さんの影響で中学生くらいまでギターを弾いてはいましたが、高校で音楽活動の場がなかったために、演奏はしなくなり、音楽は聴く一方になってしまいました。

もし、高校でもギターを続けていたら兄さんのように音楽関係の仕事に就けたかもしれないなぁと、ちょっとばかり後悔しています。