晴れた夜空は素敵です

昨日は仕事終わりに友人と食事に出かけたので、帰路につくころにはもう深夜12時でした。夜中の道は車が少ないので、のんびり走れます。いい感じのドライブ。

信号待ちの際、窓から空を望むと、晴れた夜空がとても綺麗でした。満月に近くて月が大きく輝いていました。雲の形までくっきり浮かび上がらせるほどの明るさ。

連日曇り空の夜でしたので、月を見るは久しぶり。私は時期外れの月見でもしようかと、家の近くの公園へと寄りました。

その公園は湖を有する素敵な場所。昼間は散歩客やピクニック客がたくさん訪れます。休日にはバーベキューやボール遊びを行なう家族で賑わっています。夜はというと人の気配は無し。薄気味悪ささえ感じる、心霊スポットみたいです。街灯がないからでしょう。光源は自動販売機の無機質な明かりのみですから。

でも、その日は月の光りのおかげで夜の公園のイメージは違いました。心地よくい素敵な雰囲気。月が映し出される美しい湖は、カップルが押し寄せるお台場の湾岸公園にも引けをとらないくらいのものでした。

私は自動販売機で缶珈琲を買い、湖が一望できる木製デッキに設けられたベンチに腰掛けました。しばらく缶珈琲を手で転がした後、ちまちまと飲み始めました。

とても静かでした。耳を澄ましても車の音や生活の音は聞こえてきません。耳に入るのは、風に揺らめいた水が岸へとぶつかる際におきる「ちゃぷん、ちゃぷん」という音だけ。その音にはリズムがあり、自然のハーモニーでした。

私は北海道の屈斜路湖でキャンプをした時のことを思い出しました。湖に併設されたキャンプ場でテントを設営し1夜を過ごしたのですが、夜に湖のそばへと向かい、水の音を聴いていたのですが、そのときも、今と同じように「ちゃぷん、ちゃぷん」という音色が聞こえていました。

缶珈琲1本飲み干すのに30分はかけたでしょうか。次の日は予定がありました。私はその場に後ろ髪を引かれながらも帰りました。