震災でカナダに漂流したバイク

去年の地震による津波。たくさんの命が失われました。そしてたくさんの思いでも流されてしまいました。そして、流れに流れたある1台のバイクが、海外に流れ着いたそうです。

とあるカナダの海岸沿いで発見されたのは、コンテナ。そしてその中には1台の腐食したハーレーダビッドソン製バイクが入っていました。コンテナに最初から入っていたのか、偶然入り込んだのかは分かりませんが、そのお陰で海のそこにバイクが沈むことなく流れ着いたというわけです。

そしてバイクにはナンバープレートがしっかりと残っていたため、オーナーを無事見つけることができました。ただし、バイクはボロボロ。それに、日本に送り返すのにはお金がかかってしまいます。再びオーナーが乗ることは不可能に近い状況でした。

この知らせを受けたハーレーダビッドソン社はなんと、バイクを無償で修理し、オーナーの下に送ることを決めたそうです。さすがは天下のバイクメーカー、ハーレー。なんと懐が深い行動でしょう。

修理といっても、簡単に済むレベルでは無いでしょう。海水にさらされたパーツはサビ、エンジン内部に侵入していれば、パワーユニットも使い物にはなりません。修理にはフルレストアが必要となり、修理金額的には1台変えてしまうくらいになるかもしれません。ちなみにハーレー1台の値段は大体が200万円台です(モデルによって安いのもありますが)。

オーナーの方が失ったものが多く、今でもその悲しみの中にいるかもしれません。でも、そのうちの1つが手元に帰ってくるという奇跡は、大きな喜びと希望になることでしょう。

また、バイク以外にも、多数の漂流物が海外に流れ着いているようです。今回のバイクの事例にならって、持ち主が発覚したものは手元に戻してあげることができれば素晴らしいですね。